元六本木バー経営者が教える「飲食店が密かにやっている」ぼったくりの手口。
おはようございます。
いつもあなたのお側に、ぽめ山です。
昨日、下記の有名飲食店がおこなった「ぼったくり」について書きました。
ステーキ&カフェのKENNEDYが起こした通称・ケネディ事件です。
中目黒店|東京のステーキ、ハンバーグ | ステーキ カフェ ケネディ
今日は、六本木でバーを経営していたこともあるぽめ山が、飲食店が密かにやっているぼったくりの手口をお教えします。
今回、問題になっていたのは
「飲み放題プラン1,500円(税抜き)」があるのに、
男性2名・2時間で下記の請求をされたということ。
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ビール…2杯*480円(960円)
ウーロンハイ…30杯*380円(11,400円)
レモンサワー…28杯*380円(10,640円)
グラスワイン(赤)…1杯*480円(480円)
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合計:61杯(23,480円)*値引きあり
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詳しくは先日書いたこちらの記事をご参照ください。
「そもそも普通の店だったらこんなこと起きない」
そう思っているあなたは、既に何回か騙されている可能性があります。
「チョー濃いめにしといたよー(笑)」。店長は笑ってお酒を出してくれます。
サービスと思わせておいて、きちんと"濃いめ"はダブル。"すげー濃いめ"はトリプルでちゃっかり上乗せしてる。
これくらいだったら当たり前のようにやってる飲食店は割と存在します。
ぽめ山に飲食店のノウハウを教えてくれた人もそうでした。
自ら「濃いめの方が好きだっけ?」と言って、上乗せは当たり前です。
でも、これは人気のない飲食店が生き残るための戦略とも言えます。
確かに胡散臭いけど、スジは通っていると言えなくもありません。
しかし、大手企業に入っている飲食店でもこんなことは当たり前にやっています。
東京駅近くにある大手保険会社の社員食堂で、夜間営業していた"社員パブ"。
こちらは堂々と上乗せしていました。
「あいつら酔っ払ってるし、ピッチャー●杯分上乗せしといて」
学生時代、フロアで働いていた時に代表から言われた言葉です。
上乗せした分のビールは、閉店後にみんなで打ち上げ的に飲むわけです。
そりゃ、お客さんを騙して飲むビールは格別に美味いことでしょう。
ちなみにとある店では、店主がニコニコと喋りながらあまり飲まないお客さんの相手をしている時に注文票に正の字の一画を足している姿を何度か見ています。
「この人は愛想のいいお客さんだ」
と思わせたら、仕掛けてくる飲食店も少なくありません。
ぽめ山は居心地の良さを求めているので、それも目を瞑ることが多いですが、上乗せ分もチャージとして捉えてくれる温かさを飲食店はお客さんに求めています。
すごい勝手な言い分ですが、回転率がないお店の場合そうするしかないんです。
(もっと営業努力しろよと言いたい)
ここら辺の客単価などの情報はまた別の機会に書こうと思います。
とりあえず、5杯めくらいまでは自分でカウントすることをおすすめします。
あと、オーダー票も手元において随時確認すると被害に遭う確率はググッと減ります。
ではでは、また次回。
*注:店の経営ノウハウを教わったときに知った情報です。ぽめ山は趣味の経営だったので、実践はしませんでした。また、すべての飲食店が同じような手口を使っているとは限りません。